BOB DYLAN 『BRINGING IT ALL BACK HOME』(1965)

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イギリス発のアルバム紹介に寄ってしまいましたので、ここらでアメリカのロックジャイアントをご紹介します。ご存知、ボブ・ディランです。

 近年では2016年にノーベル文学賞を受賞したことでも有名です。

 ディランといえば「フォークの神様」といった印象が日本では強いです。

また、1曲の持つパワーがとてつもなく今でもそこらじゅうで彼の曲がかかっています。

例えば「ライク・ア・ローリングストーン」や「風に吹かれて」などはメロディーもさることながら強烈な社会風刺をした歌詞が心に突き刺さる永遠の名曲です。

 これらの楽曲が収録されているアルバムももちろん捨てがたいですが、今回は敢えてディランの5作目となる『BRINGING IT ALL BACK HOME』をご紹介したいと思います。

 このアルバムはそれまで「フォーク」を主体としていたディランがロックバンドを従えて発表した画期的な作品です。

 すなわちディランは、このアルバムをもってして「フォークロック」という新たな道を世界に示しました。

 前述のような圧倒的なパワーを持つ楽曲はないかもしれません。(Mr.Tambourine ManはバーズにカバーされてビルボードでNo.1になりましたが・・・)

 しかしながら、ディランの独特な声とアコースティックギター、ハープが織りなすリズムがどことなくポップで聴きやすい世界観を作り出しているという点で非常に聴きやすく仕上がっているように思います。

 世界を変えてしまうアーティストというのはまさに彼を指すのでしょう。

 ディランの入門としてぜひ聴いてほしい必聴盤です。

 

 色褪せないなぁ~。