JANIS JOPLIN「CHEAP THRILLS」(1968)

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お久しぶりです。

かなり久しぶりとなる本日はライブ盤を紹介したいと思います。

アメリカ出身の女性シンガー、ジャニス・ジョプリンが1968年に発表した「チープ・スリル」です。

このライブ盤は正確にはスタジオ収録との混成盤です。

また、バックバンドにBIG BROTHER&THE HOLDING COMPANYを率いており、このバンド名義での発表となりました。

鳴かず飛ばずだったジャニスはモントレー・ポップ・フェスティバルへの出演をきっかけに注目を集めます。

ジャニス・ジョプリンはソウルやブルース、R&Bを母体としてその音楽性を発揮しており、その声は一度聴いたら忘れられないほどのパンチ力があります。

このアルバムでもジャニスのソウルフルな歌声を聴くことができ、強烈なシャウトから繊細な歌唱まで、幅広く歌い分ける様子がうかがえます。

バックバンドのBIG BROTHER~の演奏は粗削りで、一般的な評価はあまり高くありませんが完成されていないが故の衝動を感じ取ることができます。(実際にジャニスはこのバンドから離れ、のちにコズミック・ブルース・バンドを結成しました)

"Combination of the two"で軽快に始まり、"I Need A Man To Love"ではビッグブラザーイカしたギタープレイが展開されます。

そしてガーシュウィンの名曲をブルース風にカバーした"Summertime"では、おそらく世界中で彼女にしか出せないであろう独特な歌声を堪能できます。

"Ball And Chain"では、およそ10分にわたってバンドと息の合ったセッションを披露し、その中でうねりのある何とも言えない味のある歌声を聴かせてくれます。

このアルバムは全米No.1となり名実ともにジャニスをスターにのし上げたアルバムであり、彼女の活動もこの後軌道に乗ります。

1969年には伝説のフェス、ウッドストックにも出演し当時の世代、特にヒッピーとよばれる若者から絶大な支持を得ます。

しかし、上記のアルバムが発表された2年後、ウッドストックの翌年である1970年にヘロインによるオーバードーズが原因で、27歳の若さでこの世を去ってしまいました。

このアルバムはジャニスが生きた短い人生の中で、彼女の歌声や魅力を思う存分に感じることのできる名盤です。

これを聴いてジャニスに祈りを捧げましょう。

 

 

 

色褪せないな~。